独学に向いている人と向いてない人がいます。
費用が安く済む独学は、残念ながら誰もが成果を上げられるわけではありません。
独学にはメリットがありますが、向いていない人にとってはデメリットのほう大きくのしかかってきます。
独学のデメリットとは
独学をやると困るのが、自分で勉強の量をコントロールしたり、信頼できる情報を得たりすることが難しいということです。
「果たして今やっていることは合格に向かっているのだろうか」「今のペースで間に合うだろうか」「今の理解で間違いないのか」など、やっている途中で疑問や不安を感じます。
またわからない時、理解できない時に信頼して質問して確認する相手がいないことも、独学でやるときのデメリットです。
基本書や過去問の解説を読んでも理解できない場合は、ネットで検索するくらいしかできることがなくなるのが独学です。
独学でもやっていける人とは
独学だと基本的には自分一人で勉強のスケジュールを組む必要があり、その他、すべてのことを自分で修正したり、調整したり、方向性を考えることになります。
これを不安に感じながらも、目標達成のために取り組める人は独学でも、様々な資格試験に取り組めると思います。
また自分で情報を収集したり、計画を立てたり、戦略を練ったりすることが好きな人は、独学でやっていけるのではないかと思います。
情報の収集もネットやSNSで流れる噂に惑わされないようにすることも大切なので、情報の選別ができるかどうかも、独学でやれるかどうかを左右すると思います。
情報過多になりすぎない
特に英語の独学になると、情報量が多すぎで、消化不良を起こしてしまいかねません。
何からやればいいのか、何から手をつければいいのか。いろいろなことを書いている本が大量にあります。書店に行ったり、AMAZONで検索をかけると本当に多くの本があることがわかります。
自分に合った勉強法を選ぶしかないのですが、それもまた初心者がやることは難しいものがあります。
合格体験記は時に危険なもの
行政書士のような資格の場合、合格率が低いものである場合は「やっぱり学校に行かないと無理か」というのが、脳裏をよぎります。
予備校などの合格体験記などを読めば、読むほど、カリキュラムどおりに勉強していかないと無理ではないかという気持ちになります。
自分は早い段階で合格体験記を読むのをやめました。合格体験記をまとめたサイト、本は、基本的に予備校、施文学校への誘導として使われています。
そのため読めば、読むほど「独学ではむりじゃないか」という気持ちになり、モチベーションが落ちてしまうことになります。
自分は独学でやるしかなかったので、モチベーション維持を優先していました。実際には独学で合格している人もいるはずだと考え、必死に前を向いて勉強していました。
結果として合格した時に感じました。「合格体験記」もまた合格する一つの道ではあるが、独学という道もあるのだと。
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