TOEICは高校受験、大学受験で求められているよりも速いスピードで英語を処理することが必要となります。
英文法にしてもTOEICで求められているよりも、大学受験レベルのほうが高度な場合があります。
TOEICではリーディング、リスニングのどちらでも理解の速度が問われています。
TOEICでは理解の速さが問われる
TOEICや日常の会話では、大学受験レベルの知識のほうが難易度が高くなっています。
TOEICでは正直言って、中学生レベルの英語をよりスムーズに理解できる、スムーズに使いこなせることのほうが重要です。
日本の学校教育では知識として英語を学んでいきます。見たり読んだりして受け身的に覚えることを知的記憶といいますが、まさにそれに該当します。
それとは対照的に体の五感、器官を利用しながら大脳の中に回路を作り出すことを運動記憶といいます。
本当に使える英語を身に着けながらTOEICの点数を上げるには、英語を運動記憶にしていく必要があります。
車の運転、自転車の運転、スポーツでの動きなど、知識として頭に入れるだけでは、それを行うことができません。
逆にいったん、自分の体が覚えてしまえば、とっさに適した動きができるようになります。
英語を運動記憶にしていくには
英語を運動記憶にするのに最適なのが音読と筆写です。
音読では見た文字を口にし続けることになります。筆写では見た文字を手を動かして書き続けることになります。
この2つを併用して行うことで、音読・筆写している英語が自分にとって運動記憶になっていきます。
さらに長期間にわたり継続することで、その量が増えれば、運動記憶の量が増えることになるので、瞬時に対応できるものが増えていくことになります。
そうするとTOEICも求められる英語理解のスピードにも対応できるようになるし、日常や仕事の英語による会話にも対応できることになります。
シンプルすぎるくらいシンプルですが、英語の音読と筆写は遠回りのようで、崩れることのない土台を作るベストの方法だと思います。
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